「ガードル」
「矯正ベルト」
「コルセット」
「補正下着」など
どれも姿勢矯正や腰痛軽減のために考えられた商品。見た目が綺麗に見えるため、良いと思われがちですが、骨格視点で考えると良いとは言えない。

理由は、3つ。
一つは、矯正ベルトをからだに装着することで背骨の本来の動きをさまたげてしまうため。背骨の動きが制限される事で、周りの筋膜や筋肉もかたくなりからだの動きに制限がでてきてしまう。
※背骨は頭からお尻までつながっている骨。脊柱(せきちゅう)と言われるように、柱(はしら)となりからだの土台となる部分。前屈や後屈、ねじりなどしなやかに体を動かすことができるのも背骨の働きによるもの。
二つ目は、猫背矯正や骨盤矯正などどこか一部の歪みを改善しても、骨格全体の歪みが改善されていなければ、矯正した場所自体も歪みがでてしまうため。
三つ目は、骨格自体の歪みをとらないまま、矯正ベルトなどを装着しても骨格自体の改善にはつながらない。また、骨の周りの筋膜自体もかためてしまうため、からだの動きが制限されてしまう。
例えば、産後よく使用される骨盤ベルト。骨盤ベルトで骨盤を固定してしまうと「仙腸関節」の動きが制限されてしまう。また、仙腸関節には、体が衝撃を受けたときに、関節のズレを防ぐために、「ロック」をして、関節の動きを制限するはたらきもある。
このロックが外れないままだと、骨盤の歪みにつながり、全身の痛みやしびれの原因にもなる。
